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標準化というオープン化 [インターネット]

Web(インターネット)の世界は今、標準化の波が押し寄せています。

最初はバラバラだった規格が徐々に統一されようとしています。

その波が一つの時代を流し去ろうとしています。

それがかつて世界を支配したブラウザのIE6が終焉を迎えようとしているのです。

少し前はブラウザといえばIE6という時代でした。
いまでもブラウザちいえばIEしか知らない人は多いのですが
これからはそうではなくなるでしょう。

日本ではまだですが
ヨーロッパではパソコンを使用する際ににブラウザを選択させることを
法律で義務づけるようになりました。

これによってユーザーはブラウザのことを少しは理解して
自分のお好みのものを選択する機会は与えられることになります。
要は本来あるべき姿に戻るだけのことなのですが。

IE6を使う人がいなくなることは制作サイドにとっては非常にありがたいことです。
(本当はユーザーにとってこそよいことなのですが)

そしてそれこそがWeb標準化の第一歩なのです。

IE6はMicrosoftの独自仕様といってもよいブラウザであり
多くのサイトがIE6で正しく表示されるように調整されています。

しかしその仕様がこれからの中心となるWeb標準の規格とかけ離れているため
他の標準を意識したブラウザとの互換性がなかったのです。

これこそがクローズ戦略が生んだ害悪、弊害なのです。

Web標準とはユーザビリティ、アクセシビリティを追求するための
グローバルな規格であり、オープンなものです。

そこには一企業のエゴが入る余地はありません。

さすがのMicrosoftもIE8ではWeb標準準拠をアピールするなど
世の動きに敏感になってきています。
それはまさに危機感の裏返しであり、今後の戦略の大きなファクターと
なっていくでしょう。

標準化を進めるということ、
それはオープンな状況での戦いに他なりません。

これからWebを取り巻くものはオープンから逸脱することは
ありえないことになるでしょう。

そう、今までのような歪んだ支配ができた時代が終わろうとしているのです。








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