電子書籍と一口にはいえません！

電子書籍の話題がつきない現状ですが
これからの書籍がどうなっていくのか、を考えると
いろいろと問題があると思っています。

日本と海外の書籍の事情にも違いがあり
同じ条件で比較するわけにはいかないことも
一つの問題です。

さらに一口に電子書籍といっても
一般書籍と雑誌、コミックなどとの違いもあります。
一般書籍でも小説と小説以外のものではやはり状況が違います。

このように電子書籍と一口でいっても様々な種類、形態があるので
ユーザー側の対応も一様ではない、ということです。

雑誌、コミックなどは電子書籍に対する順応性が高そうですし
掲載情報や紙面の構成なども電子端末（ブックリーダー）に
最適化したものにしやすいと思います。

また発行のサイクルが短く、情報の更新性から見ても
電子書籍には向いていると思っています。

さらに動画を活用したりユーザー（読者）とのコミュニケーションを
短期間でとっていくためにも電子書籍化して
ネットとの融合性を高めていくことも重要な戦略になります。

販売に関しても一発勝負で不確定な部数を印刷するリスクに比べれば
アプリにして配信するほうがコストはかなり削減できます。
その分、書店に並ぶことが少なくなるわけですから
販売戦略は大きく変革することが必要ですが、
大きな革新には変革がつきものですから
これは乗り越えなければ普及にはつながりません。

雑誌のような短期決戦の書籍でも
多くの課題、問題を抱えているわけですが
先にも書いたように一般書籍以上に電子書籍化するメリットもあります。

それは次回以降で考えてみたいと思います

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