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これでよかったのか? [トレンド]

去年の12月、東京の銀座にアメリカの人気アパレルである
アバクロンビー&フィッチ(通称:アバクロ)の日本第1号店がオープンしました。

オープン当日はかなりの混雑になり、ニュースでもかなり取り上げられたので
記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。

実は私もアバクロは好きで、直接アメリカのオンラインサイトから購入したこともあるくらいです。

なので日本に店舗ができて実際に見て購入できる機会も増えそうなので喜んでいたのです。

しかし、ここでやっかいな問題が起こってしまいました。

日本の店舗で販売されている商品の価格がアメリカでの価格に対して
かなり高いのです。

だいたい1.8倍くらいでしょうか(為替レートにもよるのですが)。
今までの並行輸入ショップと変わりません。

こうなると実はアメリカのオンラインショップから購入した方が安くなってしまいます。

アメリカのオンラインショップから購入すると
・商品の価格
・日本までの送料
・関税
の合計金額になります。

例えば私が以前購入したアウター2点でいうと
商品の価格が2つで360ドル
送料が70ドルくらい
関税が3000円くらいでした。

今の為替レートでいうと
合計で約41,000円くらいでしょうか。

ところが日本での価格がアメリカの1.8倍とすると
約58,000円にもなってしまいます。

これなら日本で購入する必要性があまりなくなってしまいます。

普段、実際に店舗に行くことができるのは東京近郊の方に限られるでしょうから
それ以外の人は金額的には日本の店舗で購入するメリットは何もありません。
時間にしても在庫さえあれば1週間程度で届いてしまうのです。

さらに不幸なことに日本向けのオンラインショップが開設され
価格が店舗と同じになったことです。

これで日本でアメリカのオンラインショップから購入できなくなったのかどうかは
不明ですが、今までアメリカから直接購入していた人にとってはとても迷惑な話になってしまったのです。
(もちろんアメリカのオンラインショップで購入する場合のリスクや面倒さもあります)

オンラインで海外のサイトから買い物ができるようになったこの時代、
狭い日本だけで考える必要はなくなったのかもしれません。

ネットによるグローバル化はこのような今まで見えてこなかったリアルのデメリットも
明らかにしてしまいました。

ネットショップが全てよいとはいいませんが
このような事態が起こりうるのであるならば
企業の戦略も慎重に考えざるを得なくなっていくでしょう。
ユーザーに本当のメリットを与えるためにも…

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